線状降水帯予測の的中率は14%、捕捉率は71% 「見逃し避ける」対策に期待
気象庁は10月15日、局地的な大雨をもたらす線状降水帯の「半日前予測」について、今年の的中率が今月9日時点で約14%であることを明らかにしました。
線状降水帯は、西日本を中心に大きな被害をもたらすことが多く、早期の察知と警戒が求められています。気象庁は昨年から府県単位での予測情報を公表し、的中率は25%程度を目標として運用を開始しましたが、現状ではまだ課題が残る状況です。
一方で、捕捉率(実際に発生した線状降水帯のうち、予測で確認できた割合)は71%に達しており、見逃しを減らすことに一定の効果があるとしています。
気象庁は今後も予測精度の向上を図りつつ、災害の早期警戒と被害軽減に向けた取り組みを進めていく方針です。
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